『実践 中村塾! 建設業の読み方 一口指南』
連載

第1号

 『建設業の経営事例〜ここぞの着眼点〜』
事例ー1.
閑散としていく温泉街にたった1軒だけ繁盛している旅館があった。
なぜでしょう? 星野リゾートが進出した? いやもっと単純です。
それは旅館の跡継ぎの息子さんが、自分の趣味で12畳の広間に鉄道模型を走らせて、宿泊者がそれを目当てに全国から集まって来ているのです。

?さて、この事例を建設業経営に当てはめてみましょう。
上記の事例のポイントは、周囲が駄目だからその分野で生きていけない。と思い込むことが間違いなのです。
民間住宅は激戦である。今後工事現場は増える。
であれば現場仮設ハウスを他社より早く、安く設置することで知名度を上げよう。
これなら熟練職人は不要だ。 こうして特化した元住宅会社。
住宅会社の受注で頭を悩ましていたら、「頭のよい子が育つ家」という書籍を読み、そうだ!教育に投資する家庭は、家にも教育要素があってもよい、とヒントを掴んだ。 そのノウハウを取り入れて、ホームページとパンフにて宣伝したら問い合わせが殺到した。お客様リストが一挙に5倍も膨らんだ。
営業効率がアップしたのだ。

一口メモ: 駄目な分野にもきらりと光る手法があるのだ

過去の一口指南

ワンダーベル合同会社